かたちを与える

雑多な所感

29th Dec. 2014 日記

 12月29日の日記.

 

 ずいぶんとゆっくり睡眠を取ったので,快適な1日を過ごすことができました.トラウマになるようないやな夢を見ましたが,そのあと再び眠りについたのが良かったのでしょうか.「戦略的休養日」の今日したことといえば,テンソルの勉強をしたことと,夕食を作ったことぐらいでしょうか.

 

 自炊を始めた当初はおっくうに感じられたのですが,いまではすっかり楽しみです.保存の期限と食事の摂取量を考慮しながらできるだけ安価で美味しい食材を購入し,それらを効率よく短時間で調理する,というのは一種の最適化問題ですね.それを意識的であれ無意識的であれ行うことのできる親たちは非常に賢い.私も最適化を極めよう.

 

 テンソルというのはスカラーやベクトル,行列を一般的に取り扱うもので,大きな文字に小さな数字や記号がくっついたものとして表記されます.物理学では特に相対論で多用されます.この小さな記号たちを操作していると可愛くて可愛くて,愛着が湧いてくるのです.

 それはさておき,このような便利な記号について勉強していると,ことばで表現することの困難なものを数式として表現するということは素晴らしいことだと思えてきます.人間の想像の困難なもの,意味を考えると難しいものを,数学によって形式的に取り扱うことができ,突如として直観とは異なる驚くべき結果が得られる.物理学的な観点から見る数学の歴史は,やはり自然を記述する数式ということばの発明の歴史なのだということを実感させられます.

 

 この冬はよい冬になりそうです.